韓国の冠婚葬祭豆知識
   

 
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    当店では、韓国の冠婚葬祭用の料理を取り揃えております。(上の写真)
料理の内容、ご予算等の詳しい相談も承っておりますのでお問い合わせください。
当店スタッフが丁寧にお答えいたします。

 
     
   

どの国の民族であれ自己の固有な文化と風習を持っています。
私たちの民族も、五千年にかけて受け継がれてきた文化と生活習慣、冠婚葬祭の伝統があり、それを重んじ守ってきました。
故に古来より「東方礼儀乃国」(トンバンレウィチグ)と称えられてきました。


ここでは、産礼、冠礼、婚礼、寿宴、喪礼、祭礼の六つの礼式について簡単にまとめてみました。
地方の特殊性と時代の流れの影響を受け、異なることもありますがご了承ください。


△産礼(子供の為の儀礼)

産礼とは子供の為の儀礼です。
国の宝である子供が生まれるということは、その家の最大の慶事だとされ先祖は子供の成長と健康を祈願し次のような儀礼をおこないました。

1.名付け(イルムチッキ)

2.三・七日(セイレナル マジ)
  →出生後二十一日目のこと。(3×7=21)

3.百日(ペギル マジ)
  →出生後百日を契機に親戚、近隣の人を招きご馳走をふるまい
    子供の発育を喜ぶ行事です。

4.初誕生日(トル マジ)
  →初誕生日の祝いが人の一生において最初の儀式にあたります。
    初誕生日では満一才を迎えた子供に回床(トルサン-祝い膳)
    を整えトルオッを着せてサラシの上に座らせます。
    そして小宴(トルチャンチ)を開き親戚、知人を招きご馳走をふるまい
    子供の将来と幸せと無病長寿を祈願しました。


△冠礼(クァンレ)

−冠礼と笄礼(キェレ)
  冠礼とは、男子を対象に十五才から二十才の間に冠服を着せて
  髷を結い上げて冠をかぶせることで成人になったことを示す礼式です。

  女子の場合は十五才になれば笄(ピョニ)とういうかんざしをつけさす
  礼式をおこないました。これを笄礼といいます。
 
  冠礼と笄礼の儀式を終えることによって、はじめて成人と認められたのです。


△婚礼

婚礼とは男女が結婚し、夫婦として人生の新しい出発を約束する儀式です。
とはいっても、婚約→結婚式→新婚旅行までは多少の違いはあるものの凝り固まった儀式は最近は行われないので新婚旅行後の東床礼(トンサンレ)と干帰礼「新行の宴」(シネンチャンチ)について紹介します。

−東床礼(トンサンレ)
 新婚旅行から帰って来たら新婦の実家に一泊します。
 この時実家では東床礼という小宴を張ります。ここではチャンナンと呼ばれる
 婿いじめの遊びをします。
 新婦の友人、知人を招きご馳走をふるまうのですが、酒の勢いで盛り上がった
 ところでこの宴席が新郎裁きの舞台となるのです。
 なれそめから初夜に至るまであらゆる事について質問を受けるのですが、答えが
 曖昧だとか具体的でないという口実でそのたびに、堅い物で足の裏などを叩かれます。
 耐えられなくなったところで新郎は義母(チャンモ)に救いを求めるのです。
 義母は招待客に酒食をもてなし許しをもらうよにします。
 こうして義母と新郎の信頼関係が自然に深まり、夫婦の絆がより結ばれるのです。

−干帰礼「新行の宴」(シネンチャンチ)
 新婚旅行から帰ってきて嫁ぎ先である新郎の家に正式に入る儀式です。
 (昔は新郎と共に近親者が同行しましたが最近では両親も同行しています。)

 干帰礼では次の様な儀礼をふまえます。
 @新婦は舅(シアボジ)・姑(シオモニ)によろしくとお願いしますという気持ちを込めて
   正式に挨拶(クンチョル)をします。これを見舅姑礼(ヒョングコレ)という儀礼です。
 A舅・姑は新郎を暖かく迎えます。これを舅姑之礼(クコヂレ)という儀礼です。
 B新婦は新郎側の家族、親戚に正式に挨拶をすします。
   これを見干尊長礼(ヒョンウチョンチャンレ)という儀礼です。
 ※これら三つの儀礼についての説明はかなり長くなるので控えさせていただきます。


△寿宴

寿宴とは長寿を祝う儀式のことであり祝賀宴のことです。
私たちの民族はお年寄りを尊敬しとても尊敬してきました。お年よりの為の儀礼として次のような祝宴を守ってきました。
還暦・回甲(60歳)、進甲(チンガッ−61歳)、古希(70歳)、喜寿(77歳)、八旬(パルスン−80歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)、白寿(99歳)、そして回婚礼(フェホンレ−60婚)などで、特に還暦は盛大に行います。


△喪礼(サンレ)「葬礼」

葬礼のことを喪礼といいます。
喪礼とは喪中に故人を追慕し弔い葬る儀礼のことです。

高麗末期に中国から「朱子家礼」が導入されてから、昔の喪礼、特には李朝時期から行われた「伝統喪礼」儀式は、封建儒教思想による形式的で非常に煩雑な格式と内容,そして迷信と虚礼にみちたものでありました。
今の喪礼は簡略化され変化してきていますが故人の遺体を丁重に取り扱い、霊魂を安らかにし、厳粛に葬儀を執り行うその本意は受け継がれていると思います。
※「朱子家礼」とは高麗末期に中国の宋から伝わった礼書のこと。
※儒教とは孔子を祖とする中国の伝統的な政治・道徳の教えで、李朝時期にこれを国教とし国民に大きな影響を与えた。


ここでは、喪礼について長々と書くと大変なので葬儀の後に行う凶祭(ヒュンチェ)を紹介します。

凶祭(ヒュンチェ)とは、満二年にわたる服喪期間の祭祀(チェサ)のことです。
@麌祭(ウチェ)・・・霊魂を安らかにお鎮めする意味で行う祭祀のこと。
  ・初麌祭(チョウチェ)→告別式を終えた日に行う最初の祭祀。(火葬を終えた後)
  ・再麌祭(チェウチェ)→告別式の翌日に二番目として行う祭祀。
  ・三麌祭(サムウチェ)→告別式をおえて三日目に三番目として行う祭祀。
 ※最近では三日間かけて行う麌祭(ウチェ)を一度ですますところが多いようです。

A小祥(ソサン)・・・死亡後一年目の命日に行う祭祀で一周忌のこと。

B大祥(テサン)・・・死亡後二年目の命日に行う祭祀で三回忌のこと。
 ※最近では、小祥と大祥を合わせて小大祥として一周忌の祭祀を
   すますところが多いようです。
   この祭祀を「脱喪祭(タルサンチェ)」といいこれをすませる事で喪が
   明けた事を意味します。
   脱喪祭をすませた後から行う祭祀は「忌祭(キチェ)」に属するのです。

C四十九祭(サシックチェ)・・・死亡後四十九日目に仏教徒達が、寺院で故人の霊魂が
                  極楽浄土に行くようにという意味で行う仏教儀式のこと。

D百日祭(ペギルチェ)・・・死亡後百日目に行う仏式儀式のこと。
 ※百日祭は一般的には寺院で行うが,自宅で行う場合もあります。
   自宅で行う場合は簡素な祭羞(チェス)をお供えし故人の冥福を祈ります。
   百日祭の日に墓参りをすることもあります。


△祭礼(チェレ)

祭礼につきましては「豆知識−韓国の法事」で紹介していますのでそちらをご覧ください。

   
         
                 
   
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